Today Plus

キロクノキオク キオクノキロク

学校の未来

明日は、修了式。

一年間おつかれさま、わたし。

そして、わたしの授業を受けてくれたこどもたちも、ありがとう。

 

「温室デイズ」瀬尾まいこ

 

学校繋がりのこの本。

いじめについて書かれた本で、

内容が読んでいて苦しくなるものでした。

素直になれない子どもの現実世界。

ひとりの子どもをいじめだしたら、もうまわりは止められない。

 

そんななか、つらくても苦しくても、

学校へきちんと通うみちる。

 

自分だったらそんなこと、できるかな。

教科書が隠され、カバンが破かれ、物を壊される。

制服は破かれ、けがをさせられる。

そんなところへ通えるかな。

 

そうまでしても、学校へ通うのは、

学校をどうにかしたいという強い思い。

学校を信じていたんだろう。

 

人によっては、学校はそんなにいいところじゃない場合がある。

学校もどの子どもにとっても「いい場所」になりたいと思っているんだけれど、

それはなかなか難しくて・・・。

 

でも、こうやって信じてくれる子どもがまだいるなら、

わたしたち教師は、それに胡坐をかいてちゃいけないなって思いました。